敬老の日はこう祝う

敬老の日はこう祝う

敬老の日はいろいろと複雑です。
例えば何歳からお祝いするかを考えるだけでも、お相手によっては 逆に失礼になるのでは?などと考えてしまいますよね

敬老の日はいつから?

敬老の日はもちろんお年寄りを敬うためのお祝い日です。

2002年(平成14年)までは毎年9月15日を敬老の日としていましたが、翌2003年より 9月の第3月曜日となりました。今年2022年の敬老の日は9月19日(月)です。

では、敬老の日は何歳からお祝いするのが良いでしょう?
老人福祉法では65歳以上を高齢者としていますが、最近の60代はまだまだ元気で若々しい方も多いため、70代(古希以降)を迎えてから敬老の日をお祝いするという方も増えているようです。
すこし固い事を書きますと、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によって制定された祝日です。「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としていまして、まさに長寿のお祝いです。
超長寿国の道を進んでいる日本においては、敬老の日は今後はもっと重要というか 多くの方々が気にされるような祝日になるかも知れません。

どう祝いましょう?

次にどうお祝いするか ですが、お相手がお好きなものを贈り物するのが一般的です。
敬老の日のプレゼントの相場は、気持ちが大事と言いますか、本当に人それぞれ。金額はあまり気にされなくても良いでしょう。また、何をプレゼントしようか迷うようでしたら、ただ電話で近況を報告するだけでも良いかと思います。

もしお時間やタイミングがあえば「一緒にお食事」はとてもおすすめです。
古希以上の世代になってくると、お友達と一緒に出かけるのも億劫になったり、そもそも周りの方々と疎遠になり、だんだんと外でお食事をしなくなるそうです。
おじいちゃん、おばあちゃんともにご健在の場合であっても、お年をめされたご夫婦はだんだんと会話が少なくなって寂しい食卓になるケースも有るようです。
一人で食べる「孤食」は字の感じからも寂しそうですが、会話があるお食事や「共食」の機会があるか無いかは健康面への影響も大きいようです。

コロナ禍で外でのお食事会がまだ気にされる方も多いと思いますが、そんな際には お菓子や果物、お食事をお送りする方も増えています。
敬老の日にかぎらず、お祝いの食卓には おいわいやさんの 各種お膳を候補にいれていただければと思います。長寿のお膳をはじめ、有名シェフ監修のお料理の数々をぜひご賞味ください。

オンラインでつながる

もし可能であれば「オンライン」もおすすめです。
奇しくもコロナ禍のおかげで オンラインでつながる事に抵抗がなくなった方も多いように思います。同じ場所にいられなくても、少しのあいだだけ画面を共有するだけでもOK。
「元気だった?」と、そのくらいの会話でもうれしいものです。仕事でしかたなく使っていた zoom Meet などのオンライン会議システムを、お祝い、ご家族間のコミュニケーションに有効活用してもよいかと。

もしお相手側がパソコンやスマホを上手に操作出来ない場合は、訪問サービスなどをご検討されてはいかがでしょう。
お相手のご自宅まで訪問して、セッティングから実際に使えるようになるまでのサポートをしてくれるサービスなど、金額にもよりますが様々なサービスが展開されています。
全部ご自身やご家族でやろうとすると、準備などいろいろ大変で気が滅入りそうですが、そういった訪問サービス自体をプレゼントするのも良いかも知れません。
自治体によっては、こういったサービスをボランティアが提供しているケースもあるそうです。お相手がお住まいの自治体に念のためお問い合わせされてはいかがでしょうか。
一旦設定が出来てしまえば一言二言の短いテレビ会話などを通して、スマホの操作に慣れていただくと良いでしょう。

敬老の日の発祥は?

兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町八千代区)で、1947年(昭和22年)の9月15日に、村主催の「敬老会」を開催したのが「敬老の日」の始まりとされています。
これは、野間谷村の村長であった門脇政夫(1911年 - 2010年)が「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」という趣旨から開いたものとの事。
9月15日という日取りは、農閑期にあたり気候も良い9月中旬ということで決められたようです。昭和22年当時は戦後の混乱期に当たり、子供を戦場へ送った親たちも多く、精神的・肉体的・経済的にも まだまだ立ち直りの道半ばという感じでした。

門脇村長は、そうした親や残された人たちに報いるため「養老の滝」の伝説に因んで、9月15日を「としよりの日」とし、55歳以上の人を対象に敬老会を開催したとあります。
55歳がお年寄りとは、現代の日本人の常識としては少し早すぎる気がしますが、当時は違和感がないくらいの年齢だったのかも知れません。(諸説あります)

その後、この流れは一気に全国に広がり、ついには1966年に「敬老の日」が国民の祝日として定められました。

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